先日ニュースで
「性欲を抑えられずに」路上にいた女性3人の胸を次々に触った疑いで男子高校生(17)を逮捕
福岡市博多区の路上にいた10代から40代の女性3人の胸を次々に触ったとして24日、高校3年の男子生徒が逮捕されました。「性欲を抑えられなかった」と供述しているということです。
◆30分のうちに3人の胸を次々に触った疑いが持たれている
強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、福岡市博多区に住む高校3年の男子生徒(17)です。男子生徒は先月23日未明、福岡市博多区の路上で49歳、18歳、23歳の女性3人の胸を服の上から触った疑いが持たれています。午前1時24分からの約30分間で次々に触ったとみられています。
◆「性欲を抑えられずに」強制わいせつの容疑を認める供述
警察によりますと、男子生徒と3人の女性に面識はありませんでした。周辺の防犯カメラなどの映像から男子生徒が浮上したということです。取り調べに対し男子生徒は「性欲を抑えられずにやった僕のやったことで間違いない」などと供述し、容疑を認めているということです。
【RKB毎日放送 7/24(月) 11:43 引用】
といったニュースが出ていたので昔捕まえた痴漢の子を思い出したので
既に忘れかけていますが備忘録です。
普段通りの
バイト終わり、辺りはもう薄暗くなっており
普段通り店を出てすぐ裏道に入りました。
当時その道は街灯がまだ少なく、街灯がLED化される前だったので薄暗い道でした。
抜け道としては優秀であったため
薄暗くとも地元の歩行者・自転車共に結構な人が走っていました。
バイクで通る際も、表の道を走るより信号機が4か所減るのでバイト帰りによく通っていました。
飛び出すババア
薄暗い道を走り、遠目にもみ合っている二人が居ます。
私:「(何してるんだろ?)」
少し速度を落としつつ通り過ぎようとすると
飛び出すババア!
私:「はあ!?」
なんだこのババア、危ないな!?と思っていると語り始めます。
ババア「うあああえええああ!!」泣?
眼鏡少年「やめてください・・・」悲
私:「ええ?どうしたんですか??」
ババアは恐らく40代後半、パンパンになったスーツを着ています。
眼鏡の少年は自転車にのっており、後々解るのですが中学三年生、恐らく塾帰り
ババアは少年の自転車の前に座り込み、少年の自転車前かごに入ったバックを
座りながら?取ろうとしており、少年は自転車に跨ったまま
取り返そうと攻防を続けています。
眼鏡少年「やめてください・・・、なんで・・・」悲
泣きわめくババア、やめてと言う少年
この時私はババアが少年の荷物を盗もうとしているんだと思いました。
とりあえずXRから降りて
私:「落ち着いてください、とりあえず荷物を放してあげてください」
放さずわめき続けるババア
私:「(なんなんだこの人、ちゃんと喋ってよ・・・)」
ババア「痴漢、されたんすぅぅぅ!!!」泣
眼鏡少年「違います、僕そんなことしてないです!」悲
私:「えっ?とりあえず落ち着いてください(はぁ?嘘だろ?)」
当時19歳だった私は、被害者?のおばさんは私から見てもかなりのババアに見え、
どう見ても私より若い、中学生に見える眼鏡少年が痴漢するとは思えませんでした。
なによりするならもっと若くて綺麗な人をするんじゃないか
10代なんかじゃ20代後半でもかなり歳に見えたものです。
おばさんは引き続きわめいており、車が来たので二人とも端っこに寄る様に
伝えましたがおばさんは聞いてくれません。
仕方なくおばさんの両脇に手を入れ(子供を高い高いする様な持ち方)、
端っこによせました。
私:「歩けないなら持ちますよ!(重いし、化粧が臭いな・・・)」
徐々にギャラリーが増え、わめき続けるおばさん
私:「落ち着いて話を(誰か変わってくれないかな・・・)」
演技なのか、本当に悲しいのかおばさんを見て
狂言師 和泉〇〇を思い出していました。
たぶん違うけど字面的に狂言ってこんな感じなのかなって
ギャラリーの誰かが「通報します!!」
立ち漕ぎダッシュする眼鏡少年
眼鏡少年逃亡
私:「あ」
立ち漕ぎダッシュし遠ざかってゆく眼鏡少年をXRに乗り追いかけます。
騒ぎのせいで通行出来ない車が渋滞しており、歩道を逆走しながら少年を追いました。
ちなみに乗る前に見たのがババアの最後の姿でした。
私:「(逆走して赤信号無視してるけど緊急事態だから良いのかな?)」
バイクと自転車、距離はすぐ詰められ眼鏡少年が
都営住宅の階段に逃げていくのが見え、追い詰めました。
階段前で狼狽している少年
私:「逃げても無駄だよ、オフロードバイクだから君が階段上ってもそのまま追いかけられるから」
眼鏡少年「僕違います・・・、高校受験なんです僕・・・」悲
私:「ごめんね、俺現場みてないから何も言えないけど、
助けを求められて、そんんで今君を逃がしちゃったら今度俺が罰せられ
ちゃうんだ」
シクシクと悲しむ少年
私:「(受験生って、あー、これ逃がしてあげたほうが良いのかなぁ)」
なんて考えて居ると颯爽と現れたママチャリ主婦
ママチャリ主婦「捕まえたの!?」
野次馬に居たな、こんな人
直後到着した警察に少年を引き渡し事情聴取
現場で事情聴取
お巡りさん「事情を聞かせていただけますか?」
通りすがりに助けを求められた事
事件?発生後であったから何がどうなったかは知らない事
そのあと捕まえて現在です。
とお伝えして終了
お巡りさん「ありがとうございます、もしかしたらまた事情を聞かせて頂く
かもしれません。」
帰宅
20時過ぎに帰宅、災難だったなぁと思いつつ
親に事情を話し夜ご飯を食べようとしたところ
お巡りさん?「〇〇警察署の〇〇と申します、私さんのお電話でしょうか?」
私:「はい」
お巡りさん?「先ほど起きた件で事情をお聞きしたいので〇〇警察署まで
来署いただけないでしょうか」
私:「現場でお話しした以上は解らないです。」
お巡りさん?「もう一度お聞きしたいのでご協力いただけないでしょうか?」
私:「わかりました。」
警察署へ
警察署に着き、門番?の人にどこにバイクを停めたらいいか確認し中へ
夜でも警察署には意外と人が居ました。
要件を告げると刑事さん?が応対してくれました。
刑事さんに案内されて入ると小部屋に、窓?
刑事さんがその窓を開けてくれ、促されて中を確認
中を見ると眼鏡少年がガラス向こうに座っています。
刑事さん「マジックミラーになっているのであっちからはこっちは見えません。
彼が現場に居た子で間違いありませんか?」
私:「間違いないです。」
刑事さん「こちらへ」
また違う部屋に案内され、今度は専用の用紙?に書きつつ事情聴取
再度同じ話をし、気になっていた事を確認
私:「あの子捕まえる為に逆走したんですが捕まりますか?」
刑事さん「それはまあ・・・、大丈夫ですよ」
そんな感じで終了を迎えると最後に
刑事さん「じゃあ、最後に少年には反省を望む という形で良いですね?」
とか言いながら勝手に調書に書いていく刑事さん
私:「え!?いや、止めてください!!」
なに勝手に書いてんだこの人
私:「さっきもお伝えしましたが、事件が起きた状況見て無いのであの子が
やったか、やってないか何て知らないです!
状況解らないのでそんな事言えません、消してください!」
刑事さん「ええ?そうですか?・・・」
横線で消す刑事さん、
国語の授業じゃないんだから俺の気持ち勝手に考えんな
と思ったのをよく覚えています。
中学の奴が現れる
取調室?から出ると
廊下に置かれた椅子に中学の友達が座っています。
私:「え?〇〇?なにやってんの?」
〇〇:「そっちこそ何やってんの? ああ、▲▲さん(刑事さん)どうも」
刑事さん「ああ、 それより知り合いなの?」
なんかピリッとしだす刑事さん
私:「いや、小、中の同級生で中学ぶりに会いました。
〇〇、なにやってんの???」
〇〇:「いやまあ、色々あるんだよ」
なんか手を振っているし、さらに面倒になりそうだったのでそのまま別れ、
刑事さんに自販機でジュースを奢ってもらい終了しました。
終わったら既に22時半すぎ、
カツ丼とか奢ってくれるじゃないのか!
さっさと帰って飯食って寝ました。
ちなみに居た友達は大阪で再会したやつです。
後日談
どんな結果になろうとも結果は教える事は出来ないと刑事さんに
言われており、事が起きてから二日後、バイト中外を見ていると
眼鏡少年が店の前の坂を立ち漕ぎ自転車で走って行きました。
店の前を通るって事はもうあの道通るのやめたんだな。
その方が多分良い。
その後電車で2回痴漢を捕まえましたが、
キャッチ&リリース方式にしました。
おしまい。